前回、次は利益の説明をすると言いましたので、忘れないうちにしとこうと思います。
とはいえ、この解説シリーズまだ2回目ですが・・・
これはこれで株主優待関係ないなーとか考えてしまいます。
早く説明を終えて、株主優待の話題に戻れるようにしたいです(・へ・)
では、今日は「利益」についてです。
会計を少しでもかじったことのある人は利益と言われると・・
どの利益だよ?ってことになるかと思います。
まあ要するに、利益と言っても、売上純利益なのか営業利益なのか等、色々あるわけです。
損益計算書を簡略化すると4つの利益があります。
この中で指標を算出するのに用いられる利益は当期純利益か営業利益です。
当期純利益を使うケースの方が多いので、特にことわりなく「利益」といったら当ブログ内では当期純利益だと思って下さい。
損益計算書についてもう少し詳しく説明すると・・
まず、「売上」についてはなんとなくイメージができると思います。モノの販売額です。
「売上原価」というのはモノを作るのにかかる費用です。材料費、人件費、設備費等が含まれます。
「販管費」はモノを売るのにかかる費用です。販売店の家賃や広告費等が含まれます。
これらを差し引いて算出されるのが「営業利益」です。
さらに、ここから土地の売買損益だとか、借入金の利息だとか、本業とは直接関係のない損益と税金を足し引きすることで「当期純利益」を算出します。
本業の調子をみるならば営業利益を見れば分かります。
ただ、それでは企業全体が見えてきません。
例えば、今の会社はグローバル化していて為替影響がものすごいです。
トヨタは1円の円安で400億円利益が増えるなんてことも言われます。
もう一つだけ例を挙げると
営業利益は本業ではない不動産や株式の時価変動も考慮されていません・・・
東京オリンピックが決まり、都内に不動産を持つ会社の株価が暴騰しました。
「東京競馬場」なんかが代表株です。
でも、これって本業とはほぼ関係ないところで評価されているんです。
つまり、会社全体を見るには営業利益では不足があるわけです。
なので、「じゃあ結局どうなの?」っていうのは、当期純利益や経常利益から見えてくるんです。
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どうでしょうか?
「利益」に対してイメージは掴めたでしょうか?
前回の「資産」「負債」「資本(純資産)」と合わせて、「利益」についても理解できれば、以降に紹介する指標については算出式を見れば、なんとなく意味が分かってくると思いますよ(^o^)丿
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