ROEについて

今回は、ROEについて説明します。
この指標は、PERやPBRと比べると本質的な所で違いがあります。
それは、株価水準を判定するものではないということです。
詳しい説明の前に算式を示します。


ROE=1株あたりの利益/1株あたりの純資産×100


出てきている項目はPERやPBRで見てきたので難しくないと思います。
純資産に対して利益の割合を表しています。
言い換えると、純資産を使ってどれだけの利益を出しているかが分かります。
つまり、資金効率を見ている指標になります。

ただし、これは良い会社を見つける指標で、実際に株を買うとなれば別問題です。
良い会社に対して、当たり前に評価され株価が高くなっていれば買わない方がいいというケースもあります。

また、ROEを使う上で気をつける点があります。
純資産が少ない場合、利益が少なくてもROEが高くなるということです。
ただ、これは資本が少ないということですから借金を重ねて、自転車操業の状態に陥っている可能性が高くなります。

そのため、ROEを用いる時は自己資本比率を確認するようにして下さい。



ちなみに余談ですが、ROEは2014年から指標としての位置づけが高くなりました。
「JPX日経インデックス400」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

2014年から運用開始された指数なのですが、銘柄を選定するにあたり用いられたのがROEだそうです。
ニュースになっていましたがパナソニックや住友化学、任天堂など名だたる企業が指数に採用されませんでした。
こうした企業は経営方針に多少影響が出ると考えられます。

つまり、ROEが優秀な企業は今後さらに市場で評価を受けやすいということです。

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